皆さんお疲れ様です
10月もあと2週間を切りました
本当に月日は過ぎるのが早いですね。

今日は今はなき駅のお話を
中央線には今はない駅がかつて存在していたとの事

その名は「飯田町駅」、、、。

飯田橋ではない。
飯田橋の近くにあった、かつてのターミナル駅。
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ちゃんと記念碑もあります

開設は1895年。現在の飯田橋駅よりやや東側、隣の水道橋駅に向かう途中にあったそうです
実はこの飯田町駅、歴史に名を残す駅でもあるのです

日本の鉄道で初めて、電車の営業運転が行われた駅だという事🚃

日本で最初の鉄道が走ったのは1872年「新橋―横浜」間で、しかも蒸気機関車でした
それから32年後の1904年8月、「飯田町―中野」間を、電気を動力とする電車が走りました
この頃既に路面電車はありましたが、鉄道路線では初めてのことでした。

しかし、華々しくデビューした飯田町駅だったが、旅客駅としては長くは続きませんでした
中央線の複々線化に伴い、隣の牛込駅と統合することになりました。
こうして生まれたのが現在の飯田橋駅、1928年のことです。
飯田町駅が旅客駅として営業したのは、わずか24年にすぎませんでした

飯田町駅はその後も貨物駅として存続しましたが、1999年に廃駅に…。
現在はホテルやオフィスビルからなる複合施設「アイガーデンエア」となっています🏢
JR貨物の旧本社も、オフィスビルに生まれ変わりました。
アイガーデンエアの敷地内を見てみると、線路らしきものが確認できます。
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敷地の外側から建物まで、アプローチのようにまっすぐ延びています。
ちなみにレール幅は、ちょうど1067ミリ。
これは現在の中央線と同じ幅であり、
かつてここに線路がありターミナルがあったことをさりげなく伝えています


ちなみに中央線にはもう一つ、「日本初」があります
それは女性専用車両
女性専用車両と聞くと最近のことのように思えますが、
1912年、明治45年には既に、中央線で導入されていました。

当時の朝日新聞によると、名前は「婦人専用電車」
不良少年から女子学生を守る目的で始まったそうです。
午前8時半前後と午後3時半前後の時間帯に、2両編成のうち1両を女性専用としたという。

路線や駅には数多くの歴史が眠っていそうですね。
便利になるに連れてなくなってしまった物も多そうです…。

僕たちはどんな歴史の詰まった物の中で生きているのでしょうね